なぞなぞの著作権について
管理人の見解を記載します。
各問題によって違う
一言で「なぞなぞに著作権はあるのか」と言われれば、「あるものと無いものがある」という事になると思います。
なぞなぞの「答え」だけであればアイディアの部類なので、著作権は無いと考えられます(余程長ければ別ですが)。
なぞなぞの著作権は「問題文」もしくは、「問題文と答えのセット」にあると考えられます。
以前ブログにも書きましたが、「物を説明するなぞなぞ」「漢字の成り立ちに関するなぞなぞ」は、著作権が認められなかった判例があります。
しかし、同様の問題は全て著作権が無いかといえば、そうではないと思います(問題文により、変わってくると思います)。
例えば「パンはパンでも食べられないパンってなーんだ?」(答えは「フライパン」「ジーパン」等、複数該当します)というようななぞなぞは、おそらく著作権は認められないと思います。
それは、決して「短い問題文」だからではありません。「答えが掛かっていない」からです。
「答えが掛かっている」なぞなぞの場合、2つ以上の言葉にそれぞれの背景が生まれます。その部分に創作性・独自性が出るのです。
「謎かけ」と「なぞなぞ」
「謎かけ」は、ご存知でしょうか?「○○と掛けまして、△△と解きます。そのこころは、どちらも□□でしょう」というあれです。
私が思う「面白いなぞなぞ」「大人向けのなぞなぞ」というのは、この「謎かけ」の順番を逆にしているもので(詳しい説明は省きます)、当サイトの難問の多くはこのタイプです。
順番だけの違いですので、「謎かけ」とこのタイプのなぞなぞは、ほぼ同類と考えて良いと思います。
長年の経験から、このタイプのなぞなぞが一番人気があり、解けた時にスッキリすると思っております。
では、「謎かけ」に著作権はあるのか?
「謎かけ」を使用した企業サイトもいくつか見ましたが、どこも「作品」とした上で「著作権がある」としていました。
であれば、当然このタイプのなぞなぞも立派な作品であり、著作権があるといえます。
文字数制限は無い
某なぞなぞ愛好家の方が「なぞなぞに著作権はない、●文字以上のなぞなぞにはある可能性がある」とブログに書かれていますが、著作権に文字数制限などありません(極端に短いキャッチコピー等は別ですが)。色々な見解がありますが、ご自身で「著作権」について学び、お考えになってください。
裁判で明らかにするしかない
私は純粋に「なぞなぞに著作権が認められるのか」を知りたいと常々思っております。
なぞなぞの著作権については、裁判をするしかきちんとした結論は出ませんが、今後必要であれば法廷で明らかにすることも考えております。
by.管理人(2016年9月)